免震構造とか耐震構造って最近よくききますよね!
日本は地震大国って言われるほど地震の多い国ですから、地震に強い建物が必須ですね。
五重塔が作られてから既に数千年経っていますが、何度も地震に遭遇はしているでしょうが、何故今まで倒れずに持ちこたえられてきたのか???現在のような金物やボルト、コンクリートすら勿論ない時代に造られた建物が何故地震で倒れることなく今日まで健在なのか、それは免震構造でできているからです。
五重塔等の建物は、中心に心柱といわれる通し柱のようなものがあり、それを中心にして周りが造られているため、地震が起きてもこの心柱によって建物の振り具合を吸収させているからです。数千年前のパソコンや構造計算ソフトもない時代にここまでの技術があったなんて素晴らしいですよね。こうした技術力の基に今の近代建築はなりたっているのですね。
免震構造とは地震の揺れを逃がす構造であり、建物の最下層に免震機能を設置することにより、地震の揺れが直接建物に影響しないよう構造です。このお陰で高層ビルであっても地震の被害を直接受けずに済むわけです。
一般的には、耐震構造が住宅などでは特に多いですが、壁に耐力を持たせる事により、地震の揺れに耐えられる構造体にすることで地震から建物を守ります。軸組み構造では壁に筋交いや金物を使うことによって耐震壁としたり、2×4・2×6等の壁工法では、構造用合板を壁全体に配置することによりその硬性により地震に耐える構造としています。